放射線科

放射線診断(CT、MRI)、核医学、放射線治療、血管内治療の4部門の比較的専門性の異なる広い領域を担当しています。CT、MRI、PETなどの画像の読影を専門的に行うとともに、血管造影手技を用いた治療やがんに対する放射線照射療法を専門家として施行しています。

診療体制

放射線診断部門は各種画像検査(XP、CT、MRI、US)の診断を行っています。血管内治療部門では、インターベンショナルラジオロジーによる腫瘍(しゅよう)や血管病変の治療を担当しています。核医学部門は、放射性同位元素を用いたシンチグラフィ検査の実施、診断を担当しています。放射線治療部門では、がんなどに対して放射線を用いた治療を行っています。いずれの部門においても専門医資格を持った放射線科医により、診療を行っています。

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年間診療実績

  • 外来患者数3,916人

高度医療例

放射線診断・核医学部門では、高磁場MRI装置(3T装置)を使用した機能画像解析や、FDG-PET検査による腫瘍の病期、再発・転移評価を行っています。

放射線治療部門では、頭部や肺、肝臓の定位的放射線照射を行っています。また、前立腺がん、頭頸部(とうけいぶ)がんを中心に、強度変調放射線治療(IMRT)も行っています。同室CTを用いた画像誘導放射線治療(IGRT)で、正確な位置確認が可能です。

症状・対象疾患

血管内治療
肝転移、肝細胞がんに対する動脈塞栓術(どうみゃくそくせんじゅつ)、リザ-バー留置、骨盤骨折や消化管出血に対する止血目的の動脈塞栓術、急性の動脈閉塞(へいそく)に対する血管形成術(PTA)などの血管内治療を各科からの依頼をもとに行っています。
放射線治療
ほぼ全身の悪性腫瘍を対象に、局所治療として効果の期待できる侵襲性(しんしゅうせい)(体への負担)の少ない治療です。また、人体の形態と機能を温存することが可能で高いQOL(生活の質)を保つことができます。治療による副作用が少ないと予想される場合には、外来通院で治療が可能です。

更新:2024.10.04