お酒好きな方、あなたの飲み方は大丈夫ですか？

「節度ある適度な飲酒量」がどのくらいか、ご存じでしょうか。1日平均純アルコールで20g程度とされています。ビールなら500ml、日本酒なら１合、焼酎なら0.6合（110ml）、ウイスキーならダブル１杯（60ml）、ワインなら180ml程です。女性や高齢者はこの２分の１～３分の１程度とされています。毎日晩酌している方、この目安の量を越えていませんか？

過度の飲酒が習慣化すると、体のあちこちに悪影響がみられます。アルコール依存症になるリスクが高まるだけではなく、肝炎、肝硬変、胃・十二指腸潰瘍（じゅうにしちょうかいよう）、食道静脈瘤（しょくどうじょうみゃくりゅう）、膵炎（すいえん）、心筋症など、さまざまな臓器障害を引き起こすので、要注意です。

上手な飲み方として、ゆっくりと時間をかけて、食べながら飲む、水も一緒に飲む、たくさん飲むことを目的としないで自分の適量にとどめることなどを心がけてみてください。よくいわれることですが、週に１～２日飲まない日を作ることも役立ちます。たまに飲む場合でも大酒はやめましょう。寝酒もよくありません。

お酒は飲み方次第で害にも楽しい嗜好品にもなることを、どうぞお忘れなく！

更新：2024.09.23