HIV感染症

感染症・膠原病内科

HIVとは

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染すると、3~10年後にエイズ(AIDS)を発症します。

エイズとはHIVに感染後、適切な治療を受けてないため免疫力が低下して、日和見(ひよりみ)感染症や悪性腫瘍(あくせいしゅよう)が発症した状態です。

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HIVウイルス(出典:『薬剤師の脳みそ』ぺんぎん薬剤師 https://yakuzaishi.love
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日和見感染とは体の抵抗力が落ちて、普段は害のないような弱い細菌やウイルスなどによって感染してしまうこと

原因

HIV感染の原因は、性行為による感染や、注射器の使い回しなどによる血液を介する感染、母体や母乳などを介する母子感染、非加熱製剤による感染があります。

国内で多いのは、性行為の感染です。

症状

症状は3期に分類することができます。

  • 感染初期(発熱、倦怠感(けんたいかん)などインフルエンザ様症状)
  • 無症候性期(無症状だが、他人に移す危険あり)
  • エイズ期(日和見感染、悪性腫瘍)
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インフルエンザ様症状(初期症状)

治療

抗HIV薬3剤以上を使用した多剤併用療法(ART)と呼ばれる内服治療を行います。適切な治療を行えば、エイズの発症を予防することができます。

更新:2024.08.19