慢性腎臓病

腎臓内科

腎臓について

腎臓は尿をつくる、体の中の老廃物を捨てる、体の中の水分量を調節する、体の体液バランス(ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン・酸アルカリ)を調整する、血圧を調整する、骨を作るのに必要なビタミンDを活性化する、赤血球を作るホルモンを分泌する、などの働きをしています。

イラスト
腎臓の位置

慢性腎臓病とは

慢性腎臓病(CKD)とは、さまざまな原因で蛋白尿や血尿が出たり、腎臓の働きが悪くなる病気です。

原因と症状

原因には糖尿病や高血圧、腎炎などの腎臓の病気のほかに、肥満や喫煙などの生活習慣が指摘されています。軽いときは無症状ですが、悪くなるとむくみや高血圧の症状が現れます。

治療

食生活や肥満、喫煙といった生活習慣の改善は重要です。腎炎や血管炎が原因のときは、ステロイド薬などで治療します。

食事・薬物療法を行っても、進行して末期腎不全になると、透析や腎移植が必要になります。

フローチャート
腎臓の働きが正常の半分以下になると「腎不全」

更新:2023.09.13