胆石症

消化器内科 消化器外科

胆石症とは

胆石症とは、胆嚢(たんのう)や胆管に結石ができたもので、時に突然の激しい痛み(胆石発作)や黄疸(おうだん)、発熱などの症状が出ます。

胆石のできる場所によって、胆嚢結石・胆管結石・肝内結石に分類されます。

イラスト
胆石のできる場所
写真
いろいろな胆石
出典:日本臨床外科学会ホームページ

原因

胆管内には脂肪の消化液である胆汁があり、十二指腸に排出されます。

胆汁はコレステロール、レシチン、胆汁酸、ビリルビンなどを含み、これらのバランスが崩れることで胆石が発生します。

脂質の食事が多いと胆汁コレステロールの割合が増加し、結石が発生します。

胆石を起こしやすい「5F」

「5F」とは胆石症の代表的なリスクファクターで、1.40歳代:Forty、2.女性:Female、3.肥満:Fatty、4.白色人種:Fair、5.多産婦:Fecurdが知られています。

治療

痛みや症状がなければ治療は行いません。

治療には、胆石溶解薬、腹腔鏡手術(ふくくうきょうしゅじゅつ)、内視鏡的結石除去術、ドレナージ、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)があります。

更新:2023.09.13