がん相談支援センターの役割とは?

滋賀県立総合病院

地域医療連携室

滋賀県守山市守山

がん相談支援センターって何?

がん相談支援センターは、全国の「がん診療連携拠点病院」や「地域がん診療病院」に設置されている、がんに関する相談の窓口です。

これらの病院は、全国どこに住んでいても質の高いがん医療が受けられるように、厚生労働大臣が指定した施設で、治療の内容や設備、がんに関する情報提供などについて一定の基準を満たしています。現在(2021年4月時点)、451施設が指定を受けており、その病院にかかっていなくても、無料で相談ができますので、前もって電話などで予約してください。相談内容が相談者の同意なく、主治医をはじめ、ほかの方に伝わることはありません。どうぞ安心してご利用ください。

当院は、都道府県がん診療連携拠点病院の指定を受けており、新館1階12番のBに、がん相談支援センターを設けています。

利用方法
面談・電話・メール
相談時間
9時~17時15分(祝日を除く平日)

当センターの詳細についてはホームページをご覧ください
http://www.pref.shiga.lg.jp/kensou/kanja/107782.html

どんな相談ができるの?

国立がん研究センター主催の研修を修了したがん専門相談員(職種:看護師、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士など)が話をお聞きしています。

がんに関すること、治療のこと、がんゲノム医療に関すること、セカンドオピニオンのこと、これからの生活のこと、治療とくらし(仕事、家事、育児、介護など)の両立のこと、医療費・生活費・制度のこと、医療関係者・職場・家族・友人・知人との人間関係のこと、緩和ケア・緩和ケア病棟のことなど、さまざまな相談に応じています。

また、がんの診断や治療についてもっと知りたいとき、自身に合った情報を探すお手伝いをし、相談者の悩みや困りごとの解決策を一緒に考え、不安や心配ごとが軽減するよう支援しています。隣接場所には「がん情報コーナー」や「アピアランスサポートコーナー」を設置していますので、自由にご覧ください。

さらに就労の専門家や公立図書館との連携・協働、がん教室「まなびや」、がん患者サロン(がん患者さん同士の交流の場)の開催も行っています。開催については、当院ホームページ、院内ポスター、チラシなどでご確認をお願いします。

当センターをご利用いただいた方からの声

・いくつかの問題点について説明を受けて、迷っていたことがはっきりと整理できて前に進もうと思った。

・守秘義務があるので、安心して話を聞いてもらえた。

・これからの治療の方向性が明確になり、ずいぶん迷いが軽減した。伺ってよかった。

更新:2024.10.21