くすりのことはおまかせ!ー患者さんの安心・安全のために

平塚市民病院

薬剤部

神奈川県平塚市南原

薬剤師の役割とは?

病院薬剤師といえば、調剤室の中で調剤しているイメージがあるかもしれませんが、近年は入院患者さんのベッドサイドへ行く機会も増え、「より身近な薬剤師」になっています。当院でも各病棟に担当薬剤師を配置し、医師など医療スタッフと協働して入院から退院に至るまで、患者さんが安全かつ安心して最適な薬物治療を受けられるよう積極的にサポートしています(写真1)。

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写真1 各病棟に配置された薬剤師が患者さんをサポート

副作用などを未然に回避する取り組みの1つとして、回避した事例をプレアボイド報告(副作用、相互作用、治療効果不十分などを回避あるいは軽減した症例報告)し、2016年には神奈川県月間最多報告施設賞を受賞しました(写真2)。

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写真2 神奈川県月間最多報告施設賞

また重篤な副作用のリスクが高いがん化学療法では、医師への情報提供(抗がん剤選択支援、副作用軽減など)、抗がん剤ミキシング、投与ルートの管理、患者さんへの説明と、すべての過程で薬剤師がかかわっています。

そのほか、各領域専門の認定薬剤師がさまざまなチームに参画し、薬剤師の専門性を発揮しています。

  • 日本DMAT:災害派遣医療チーム(DMAT)
  • NST専門療法士:栄養サポートチーム(NST)
  • 感染制御認定薬剤師:感染対策チーム(ICT)
  • 日本糖尿病療養指導士:糖尿病チーム
  • がん薬物治療認定薬剤師:がん化学療法・緩和ケアーチーム

患者さんからも、医療スタッフからも、信頼される薬剤師を目指して日々努力しています。

更新:2024.10.18