肺炎

福井大学医学部附属病院

呼吸器内科

福井県吉田郡永平寺町

肺炎とは

肺炎とは、細菌やウイルスなどの感染によって生じる肺の炎症を指します。

かぜ(症候群)は、口や鼻からのどまで(上気道)の急性感染症で、それよりも先の気管(下気道)で起こるのが肺炎です。

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かぜと肺炎の違い

肺炎の原因

かぜの原因は、80~90%がウイルスです。

肺炎のほとんどは、細菌が原因です。さまざまな原因菌がみられますが、最も多いのが、肺炎球菌です。

かぜ、誤嚥(ごえん)(食物などが気管に入ってしまうこと)によって、細菌がのどや気管支を通って肺の末端である肺胞に達すると、肺炎になります。

症状

かぜは数日で軽くなりますが、1週間以上、咳(せき)や発熱が続く、息が苦しい、息を吸ったときに胸が痛いなどの症状があれば肺炎を疑います。

高齢者は、症状が出にくいことがあります。

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肺炎の症状

治療

通常のかぜであれば、安静などによって数日~1週間程度で自然に治ります。

肺炎は、抗菌薬の投与が必要となります。

更新:2023.09.13

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