胃潰瘍

福井大学医学部附属病院

消化器内科 消化器外科

福井県吉田郡永平寺町

胃潰瘍とは

胃潰瘍とは、ある一定以上の深さで胃の壁が傷ついている状態のことです。

胃のピロリ菌感染や、痛み止め(NSAIDs)の内服などが原因となって発症します。

図
胃潰瘍の原因

ストレスや喫煙も誘因となります。

症状

みぞおちの中央あたりに生じる鈍い痛みが典型的です。

ゲップ、胸やけ、吐き気、胃のもたれ感、腹部膨満感などを伴うこともあります。

潰瘍が進行して出血すると、下血(黒色便~タール便)や吐血、貧血が起こります。

イラスト
胃潰瘍の症状

ピロリ菌検査

  • 尿素呼気試験:服薬後に息を調べる
  • 血液検査:ピロリ菌抗体(HpIgG)
  • 迅速ウレアーゼ試験:内視鏡検査
  • その他:病理組織検査、尿・便検査など
フローチャート
ピロリ菌の検査

治療

内科的薬物療法(プロトンポンプ阻害薬など)を行います。

ピロリ菌感染が原因の場合は、除菌療法を行います(除菌率80~90%)。

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消化器内科

更新:2023.09.13