がん遺伝子パネル検査って、なに?

がん診療推進センター

がん細胞の持つ遺伝子の異常に基づいた治療薬の選択を行います

がんは細胞の遺伝子の異常から起こる病気です。通常の抗がん剤治療は、肺がんや大腸がんなど、「臓器の部位」に応じた治療薬を選んでいます。がん遺伝子パネル検査は、がん細胞が持つ「遺伝子の異常」を一度に調べることによって、遺伝子という側面からその患者さんに合う治療薬がないかを探していきます。

フローチャート
がん遺伝子パネル検査の流れ(出典:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000504302.pdfより引用・改変)

同じ臓器のがんでも遺伝子の異常は患者さんによって異なり、それに応じて最適な治療法も異なるため、個別化医療の実現をめざす検査としての位置付けがあります。

検査の対象となる患者さん

通常の治療薬で効果不十分になった方や副作用などで治療選択肢が少なくなった方が対象になります。主治医の先生の判断で紹介をしてもらっています。

まだ発展途上の検査

画期的な検査ではありますが、まだ薬剤の開発が追いついていません。実際に治療薬を提案できる患者さんは1~2割にとどまっています。

遺伝性腫瘍(しゅよう)が分かる可能性

がんの遺伝子を調べるときに、それが血縁からの遺伝によって起きた、あるいは遺伝する可能性があるという情報が分かる場合があります。そのような場合は遺伝カウンセリング外来で相談できます。

更新:2024.01.26