入退院支援:患者さんが安心して過ごせるよう地域へつなぐ(TSUNAGU)

肥前精神医療センター

北4病棟

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津

入退院支援:患者さんが安心して過ごせるよう地域へつなぐ(TSUNAGU)

病院と地域がつながることで、患者さんがその人らしく生活を送ることができるように支援します。

まずは受診相談

「受診相談係:精神科受診のタイミングと受診相談の流れ」にもありますがソーシャルワーカー2名が、新患・初診(再来新患)の方の受診相談を受け、相談内容に応じて専門外来の日程調整を行っています。肥前精神医療センターには、年間約5000件の受診相談が寄せられています。

相談者は、ご本人や家族のほかにも、一般科や精神科などの医療機関、障害者関係機関、高齢者施設、保健所・市町村役場・児童相談所などの行政機関などさまざまです。

また、肥前精神医療センターは、NHO佐賀病院でアルコール専門外来(サテライト)の診療を行っています。サテライトを受診されて専門的な治療が必要な方には、その後肥前精神医療センターを受診していただき、必要時入院加療というように広く専門医療の提供を行っています。

肥前精神医療センターは完全予約制です。緊急での受診も含めて、まずは受診相談にお電話ください。

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入退院支援について

肥前精神医療センターにおける看護の歴史の中で、大切にしてきたことは、受け持ち看護師が患者さんの持つ健康的な側面に働きかけ、個別的な関わりを行いながら、患者さんの小さな変化を大きな喜びとして関わり続けることです。

退院支援を行う中でも、入院中の患者さんの"何かしたい"という気持ちを大切にしながら、生活の援助や疾病教育、ストレス対処法など多職種カンファレンス(検討会)を行い情報共有しながら、患者さんが退院後の生活を具体化できるように、サポ-トをしています。病棟により少しずつ方法は異なりますが、医師と入退院支援リンクナース、地域医療連携室の病棟担当スタッフ、心理士や作業療法士、精神保健福祉士、薬剤師や栄養士など患者さんに必要な多職種が連携して、退院を見据えた会議を行っています。

また、グル-プホ-ムや施設への入所を目指している患者さんには、看護師や精神保健福祉士が付き添い、施設見学や退院前訪問などを行っています。

当院の訪問看護利用者が再入院をする場合には、病棟で行う新患カンファレンスに訪問看護のスタッフが参加し、地域での生活状況の情報共有を行っています。また、その患者さんが退院をされる前には、訪問看護導入のカンファレンスに病棟の受け持ち看護師に参加してもらい、情報共有を行いながら切れ目のない看護を提供するように努めています。

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多職種カンファレンス風景

年に1回は、「病院と地域をつなぐよりよい医療への取り組み」について検討し、病院と地域との連携強化の必要性について考えるための学習会「TSUNAGU」を開催し、連携事例の紹介と意見交換を行っています。

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「TSUNAGU」の様子

訪問看護について

肥前精神医療センターに通院されている患者さんで、東は基山から、西は小城市にお住まいの方を対象に、主治医の訪問看護指示書のもとに訪問看護を実施しています。患者さんの状況に応じて、看護師1名又は2名の訪問の他にも、看護師と作業療法士、看護師と精神保健福祉士など多職種で訪問、看護師と医師で訪問医療を行うこともあります。

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病院を退院し地域での生活に戻られると、思わぬ生活のしにくさに遭遇したり、うっかり薬を飲み忘れたりしてしまうなど、さまざまなことが起こる場合があります。治療を継続しながら地域での生活が送れるように、生活状況を確認しながら相談に乗ることや、服薬指導などを行っています。

訪問看護を受けることで、家族の方への接し方が分かったり、服薬管理が上手になり再発を予防できたり、状態が悪くなった時には早期の介入が可能になり、再入院が回避できたり、入院になっても早期の退院につながるなどの効果があります。

月平均の利用者は120名程度で、1ヶ月に350件の訪問を実施しています。

更新:2026.08.14