認知症

福井大学医学部附属病院

脳神経内科

福井県吉田郡永平寺町

認知症とは

認知症を起こす病気には、たくさんの種類があります。アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型(しょうたいがた)認知症、前頭側頭型(ぜんとうそくとうがた)認知症、ほかにも正常圧水頭症や甲状腺の病気といった適切な治療によって治るものもあります。

グラフ
認知症の主な原因疾患(N=978)「朝田隆(筑波大学医学医療系臨床医学域)、都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応、平成24(2012)年度」(厚生労働研究成果データベース閲覧システム https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2012/123021/201218011B/201218011B0007.pdf)をもとに作成

認知症の頻度

認知症を発症している人は、80歳以上で20%、85歳を超えると40%と高くなり、年齢とともに急速に増えていきます。

症状

  • 中核症状:記憶障害、見当識障害(*)、理解・判断力の低下、実行機能の低下など。
  • 行動・心理症状:うつ状態や妄想、日常生活への適応が困難になる。
  • 身体症状:運動麻痺(まひ)、言語障害、排尿障害など。

*見当識:年月・時刻、場所の把握

生活習慣病の管理

生活習慣病の管理(食事・運動・薬)が、アルツハイマー型認知症の予防対策になり、健康寿命を延ばすことにつながります。

イラスト
認知症予防5つのポイント

更新:2023.09.13