大動脈瘤・解離

福井大学医学部附属病院

心臓血管外科

福井県吉田郡永平寺町

大動脈について

大動脈は、心臓から送り出された血液が最初に通る、人体の中で最も太い血管です。

樹木のように細かく枝分かれしながら、体のすみずみまで血液を運んでいます。

大動脈瘤・解離とは

大動脈瘤は、大動脈(通常は20~25㎜程度)が「こぶ」のように病的にふくらんだ状態(1.5倍以上)を指します。

原因は、動脈硬化や高血圧、喫煙、ストレス、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)、遺伝などです。

大動脈が裂けて解離すると、突然、胸や背中の激痛が起こります。

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大動脈瘤の起こる場所
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大動脈解離

検査

大動脈瘤は、破裂する前に無症状の状態で発見することが重要で、CT検査が不可欠です。

治療

治療には、1.手術:人工血管、2.カテーテル治療:ステントグラフトがあります。

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治療方法

福井大学医学部附属病院調べ

【平均入院日数】23.1日

【平均治療費】1,084,000円 ※3割負担分

更新:2023.02.25