医療安全管理部って、なにをしているの?
医療安全管理部(医療環境制御センター)
医療上の事故防止と原因究明、再発防止に取り組んでいます
医療安全の目的は患者さんが安全に医療を受けられることであり、医療安全管理は医療プロセスから生じる望ましくない結果や傷害を回避、予防、軽減することです。
そのためには安全を重視した医療を病院スタッフ全員が行い、不幸にも医療上の事故が発生した際には、その原因を究明して、同様な事故が繰り返されることがないように、再発防止を図ることが大切です。
病院のシステム改善が重要
医療上の事故に限らず、些細なエラーもすべて医療安全管理部に報告されます。医療上の事故の原因は、多くの場合、病院のシステム(業務・作業手順、ルールなど)の不備にありますので、すべての報告に目を通して、危険の芽を摘むようにしています。また、院内ラウンドを行い、各部署の医療安全管理の状況を確認し、指導しています(写真1)。
医療上の事故が発生したときは
医療上の事故の原因を究明し、再発防止策を作成します。重大な医療上の事故では、当院と利害関係のない院外の専門家を招き、事故調査を行い、患者さんと家族に説明しています。
医療安全レベルの向上をめざす
各種研修会で医療安全レベルの向上をめざしています。事故防止のためには、チームワークが大切ですが、コミュニケーション、リーダーシップ、状況観察、相互支援といったチームワークに不可欠なスキルを確実に発揮できるように、米国で開発されたチームステップス研修会を行っています(写真2)。
更新:2024.10.21