病院食って、どうやって作っているの?

栄養部

安全で喜ばれる質の高い食事サービスをめざして

病院内厨房で調理・盛り付けを行い配膳しています。1回約450食、1日3回衛生面に配慮した食事を提供するため、ニュークックチルという調理システムを取り入れています。ニュークックチルとは、調理後の食事を急速冷却し、冷たいまま器に盛り付けて、個々のお膳にセットし、配膳カートごと加熱する方式です。

通常の食事以外に、治療食として約45種類の献立があり、飲み込みにくい方の嚥下食(えんげしょく)や造血幹細胞移植の方の無菌食、化学療法や放射線治療の方の食事、また食物アレルギー食などの個別対応も行っています。

献立を作り、患者さんの人数に合わせて食材料を発注し、調理の日に合わせて納品されます。材料の洗浄や切る工程~下処理を行います。

厨房で食材料を調理し、専用機械で90分、3℃以下まで冷却します。盛付室で冷たいまま盛り付けして、お膳にセットします。配膳カートを専用機械にセットし、スチーム入り120℃で加熱します。専用機械から配膳カートを出し、配膳します。

フローチャート
下処理・調理から配膳まで

更新:2024.08.19