認知症治療病棟の紹介:患者さんに、今を輝いて生きてもらう
肥前精神医療センター
精神科
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津

肥前精神医療センターの認知症治療病棟は、最新の診断技術と多様な治療法で、認知症の方の生活の質を向上させることを目指しています。
認知症治療病棟での診断、治療について
当院の認知症治療病棟では、認知症の診断と治療において、それぞれの患者さんに適した検査や治療方針を共に考え、相談しながら進めています。診断には、脳脊髄(せきずい)液検査やMRI、CTなどの画像検査を含む詳細な検査を行い、病状を正確に把握します。これにより、アルツハイマー病やレビー小体型認知症など、特定の認知症タイプに対する最適な治療方針を立てることができます。
治療に関しては、薬物療法と非薬物療法の両面からアプローチします。薬物療法では、認知症の進行を遅らせたり症状を和らげたりする薬を使用します。また、非薬物療法としては、多職種が関わり、認知機能を刺激する体操、音楽、脳トレなどさまざまなリハビリテーションを取り入れています。さらに、必要に応じて電気けいれん療法などの治療も行い、これらは入院環境でないと実施が難しい治療法です。
患者さん一人一人の症状やニーズに応じた個別化された治療計画を立て、短期間で最大限の効果を引き出すことを目指しています。これにより、自宅や施設への早期退院を目指すことができ、社会復帰や家族との生活再開がスムーズに行えるよう支援しています。

多職種協働で患者さんの笑顔を大切にする
当院の認知症治療病棟では、「その人の輝いていた時代を大切にし、今を輝いて生きてもらう」という病棟理念を掲げています。医師、看護師、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士といった多職種と協力し合いながら、患者さん本人に輝いていた時代を想起していただき、尊厳を高められるような関わりを持つことを大切にしています。また、認知症を発症した患者さんに最後まで残る力は感情で、「笑」の感情が最後まで残ると言われています。私たちは、患者さんが一日でも長く笑って過ごすことができるように「1日1笑」をスローガンに患者さんの心に寄り添う時間を確保することを大切にしています。
そのため、スタッフ一丸となり、患者さんとご家族がよりよい生活を送れるように全力でサポートしています。
更新:2026.08.14
