地域包括ケアシステムを円滑に行うために~電子カルテ導入で患者情報を一元管理~
釧路孝仁会記念病院
北海道釧路市愛国
社会医療法人孝仁会は、道東の急性期基幹病院として救急、手術、専門治療などを24時間体制で行う「釧路孝仁会記念病院」、発症・術後から約1~2か月後の回復期に集中的なリハビリテーション治療を行う「釧路孝仁会リハビリテーション病院」、治療を終えた後、在宅生活の準備と支援を行う介護老人保健施設「老人保健施設星が浦」、在宅医療を外来診療で支えるクリニックなどがあります。
そして医療・介護の両面から安心した在宅生活を過ごすための支援を行う在宅サービス(訪問看護・訪問介護・訪問リハビリ・地域包括支援センター等)などの、それぞれ機能の異なる施設が結束し、患者さんのあらゆる状態に対応できるシームレスな医療・介護サービスを提供しています。
社会医療法人孝仁会ではいち早く電子カルテを導入しており、法人内の各病院・クリニックなどでそれぞれ管理していた検査データや診療内容、薬やアレルギー情報といった診療に必要なデータを一元管理し、法人内の医療機関での共有が可能となっています。

電子カルテで情報を共有することで、法人内の専門医が離れた場所からでも素早く診断することができ、この連携により、これまで以上に質の高い医療を提供できるようになりました。なお、電子カルテに保存されている情報は、安全なセキュリティで厳重に管理されていますのでご安心ください。
また、ほかの法人も含めた孝仁会グループでは、連携を密に行うことにより、発症から在宅復帰するまでにグループ内でのそれぞれの経過をたどる中で、情報を正確に引き継ぎ、迅速できめ細やかな医療・介護サービスを提供することが可能となっています。
住み慣れた地域で「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」を一体的に提供できる地域包括ケアシステムが円滑に行えるよう、それぞれ機能の異なる施設が結束し、患者さんのあらゆる状態に対応できるシームレスな医療・介護サービスを提供します。

また、デイケア、訪問リハビリテーション、特別養護老人ホームなども併設されており、施設入所はもちろん、在宅復帰後のケアも十分に調整しながら在宅復帰をめざすことができるなど、在宅生活を安心して送ることが可能となっています。

今後も理念の1つである、「患者様・利用者様が安心してかかれる、ご家族の方が安心してあずけられる病院・施設」をめざして取り組んでまいります。
更新:2024.05.23