食と栄養のエキスパートとして栄養面から治療をサポート
釧路孝仁会記念病院
栄養科
北海道釧路市愛国
管理栄養士の役割
管理栄養士は、栄養の専門職としての知識・スキルを活用し、適切な食事提供・栄養管理を行います。患者さんの健康を栄養面からサポートし、チーム医療に貢献しています。
主な仕事内容
給食管理
当院の給食業務は、給食会社へ一部委託しており、「セントラルキッチン方式」を採用しています。院外で調理され配送された食事を院内で形態加工や盛り付けを行い配膳します。
医師の指示に基づき、個々に合わせた食事内容を提供し、アレルギーにも対応しています。また、患者さんの入院中の楽しみにつながればと、行事食も取り入れています。

年に1回、嗜好調査を実施し、患者さんからのご意見をもらい、より美味しい食事となるよう改善・提案を行っています。
栄養評価
全入院患者さんに対して、入院時に低栄養リスクの有無を判断し、栄養管理計画を作成しています。入院以降は14日ごとに再評価を行い、血液検査データや体重、食事摂取量などを確認します。低栄養のリスクのある患者さんは栄養サポートチームへの介入へつなげます。
栄養サポートチーム(NST)
NSTは、最適な栄養管理を行うために医師、看護師、薬剤師、管理栄養士を中心とした多職種で構成された医療チームです。栄養評価に基づき、低栄養のリスクがあると判断された患者さんに対して、NSTによる栄養介入を行います。
低栄養の予防や栄養状態の改善が目的であり、カンファレンス(検討会)や回診において栄養療法の検討・提案を行っています。
栄養指導
入院・外来通院患者さんを対象に、生活習慣病や低栄養などについての栄養指導を行っています。押し付けの指導ではなく、患者さんの生活背景、食生活、嗜好、食事に対する考え方などを聞きながら、自宅で適切な食事療法を実施・継続できる方法を提案しています。
更新:2024.05.28