総合診療部の役割
富山大学附属病院
総合診療部
富山県富山市杉谷
診断で困っている患者さんをサポート
総合診療部は、当院の内科外来の一部を担当しています。
内科では、第1内科(代謝・内分泌、免疫・膠原病(こうげんびょう)、呼吸器内科)、第2内科(循環器、腎・高血圧内科)、第3内科(消化器、血液内科)、神経内科および感染症内科がそれぞれ専門診療科として外来を担当しています。その中で、総合診療部は主に、ほかの医療機関などから診断に難渋している患者さんの紹介を受け、診察を行っています。
超高齢社会になり、患者さんは多疾患を抱え、医療の進歩とともに疾患自体が複雑化してきています。また、現在のストレス社会では、心理的社会的な要因も不調の原因になることがあります。
当部では、臨床診断学(直接患者さんと接することを通じて診断を行う学問)を駆使し、必要に応じて専門診療科と相談しながら、診断困難な多くの患者さんへの対応をしています。
診療とともに、教育に力を注いでいます
当院では、多くの医学生と研修医が日々研さんを積んでいます。
彼らは、総合診療外来で病歴聴取や身体診察、一般検査、そしてその疾患診断という医療の基本を学んでいます。これらは、患者さんの協力なくしてはできないことですので、未来の優秀な臨床医を育てるためにも、ぜひご協力ください。
最近では、内科救急教育にも力を注いでおり、外来診療と救急診療を行うことができる医師を育てていきたいと思います。
総合診療部の役割
総合診療部は大学病院内の診療と教育とともに、地域医療の診療支援に取り組んでいます。
更新:2022.03.08