働く患者さんの治療と仕事の両立をサポートします～両立支援サポートチーム～

治療と仕事の両立って何？

昨今、少子高齢化社会が進み就労期間の延長に伴って、病気の治療を受けながら仕事を続けている患者さんが増えています。また、これまでは仕事をしながら治療を続けることが難しかったがんについても、外来化学療法などの新たな治療法の進歩により、仕事を辞めなくても治療を受けられるようになりました。

このような状況の変化により、治療と仕事の両立での悩みを抱える患者さんが増えているため、当院では両立支援の専門部署（チーム）を立ち上げました。両立支援コーディネーターなどの専従のスタッフが病気による休職などからの職場復帰や、外来での治療と仕事の両立支援への取り組みを行っています。これは当院の設立理念である「勤労者に対する医療の提供」であり、国策の「働き方改革」の一環でもあります。

働く患者さんをサポート

治療と仕事を両立する中で、患者さんはさまざまな不安や心配ごとに直面します。例えば、「入院が必要と言われたけど、まとまった休みを取れるだろうか」「仕事を休んだら生活費や医療費はどうしたらいいのか」「病気のことを上司や同僚など、誰にどこまで話すべきか」「病気のことを話したら解雇されないだろうか」「復職しても今まで通り働けるだろうか」……。

こうした相談に、両立支援コーディネーターを中心とした両立支援サポートチームで患者さんを支援しています。

対応している具体的な相談内容

• 勤務先への病気の説明や相談の仕方および休暇の取り方の相談
• 経済的相談（休職中の生活費や医療費の相談）
• 勤務先と連携した治療中の働き方の提案と調整など

相談窓口

※相談は無料です
「よろず相談室」にお問い合わせください。

更新：2024.10.18