患者さんの「生きる」を支える優れた看護を提供します

山梨大学医学部附属病院

看護部

山梨県中央市下河東

当院は山梨県唯一の大学病院、そして一般の病院では提供できないような最新の高度な医療を提供する病院(特定機能病院)として、地域の中核的医療および高度急性期医療を担っています。患者さんに対し、病院の理念である「すべての患者さんに安心を」を提供するため、患者さん一人ひとりの個別性を尊重した、継続的な援助および指導を行うことを目的としています。

看護部の理念は「患者さん一人ひとりの健康問題を解決するために、患者さんと共に考え看護を提供します」であり、私たち看護師は、患者さんが安全・安楽で安心して治療が受けられ、快適な療養生活が送れるよう援助することをめざしています。

患者さんとそのご家族が、入院による検査、手術、治療に対して不安なとき、苦痛なとき、私たち看護師はその思いに寄り添い、患者さんの不安の軽減、苦痛の軽減に努めます。私たち看護師になんでもお伝えください。どんなときも患者さんのそばで、患者さんの「生きる」を支えるための、やさしい優れた看護を提供します。

看護師教育

高度なスキルとやさしい笑顔で患者さんを支える看護師を育成しています

私たちは、「山梨の高度医療の中核」を担う大学病院の看護師として、その役割が果たせるように、看護師の教育・育成を行っています。新人看護師の教育はもちろん、幅広い知識と高度な技術を持った看護師を育成するために、多くのスペシャリストや教育を専門とする看護師が、研修を担当しています。経験に応じて高いスキルが学べるように、教育プログラムにもとづいて、一人ひとりが看護師としての能力の向上に努めています。

例えば、患者さんの急な状態変化にも対応できるように、急変時対応や心肺蘇生法のトレーニングなども行っています。また、すべての患者さんにやさしい笑顔で看護ができるように、接遇教育にも力を入れています。当院の看護師は、患者さんの立場に立って深く考え看護をするために、積極的に看護倫理やコミュニケーションの研修にも参加しています。このように教育され、高いスキルをもつ看護師が、患者さんの療養を支えます。

新人看護師の教育

先輩看護師が丁寧に指導・育成しています

新人看護師は、学校で多くの学習や演習を積み重ねて国家試験に合格し、病院に就職します。しかし、高度な医療を提供する大学病院で勤務するためには、看護学生時代の病院実習だけでは十分とはいえません。そのため、確かな知識や技術を身につけ病院で勤務ができるように、教育・指導を行っています。

4月から5月には集中的に研修や演習を行い、患者さんに安心してもらえるように、技術の習得に励んでいます。注射や点滴の管理、創(きず)の処置など、すべての看護技術は、動画学習を行ったうえで、シミュレーターを用いて繰り返し訓練をして、テストに合格する必要があります。さらに先輩の指導のもと実践し、はじめて「一人でできる」レベルになります。その後も年間を通じて継続的に研修を実施し、自立へのサポートを行っています。このように、私たちは患者さんに安全な看護が実施できる人材を育成しています。

写真
写真 研修風景

更新:2024.04.26