子宮がん

福井大学医学部附属病院

産科婦人科

福井県吉田郡永平寺町

子宮について

子宮は女性の骨盤内にあり、大きさは鶏の卵程度で、妊娠時に胎児を育てる器官です。

下部の筒状の「子宮頸部(けいぶ)」と、上部の袋状の「子宮体部(たいぶ)」に分けられます。

イラスト
子宮の構造

子宮がんとは

子宮がんは、子宮頸部にできる「子宮頸がん」と子宮体部にできる「子宮体がん」に分類されます。

症状

  • 子宮頸がんは、がんになる前の状態(異形成)が何年かあります。
    異形成では症状がなく、がんに進行すると不正性器出血やおりものが増えたりします。
  • 子宮体がんで最も多い自覚症状は、月経ではない期間や閉経後の性器出血です。

治療

  • 子宮頸がんの治療には、手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法があります。
  • 子宮体がんの治療では、手術により、子宮と両側付属器(卵巣・卵管)を取り除くことが基本です。
イラスト
子宮頸がんの手術

更新:2023.09.13