外見の変化に対するケア　あなたらしくいられるように

治療による外見の変化に１人で悩んでいませんか？

がん患者さんは、多くの方が手術や抗がん剤治療、放射線治療などによる「外見の変化」を体験します。

「手術による乳房切除や体の表面の傷」「髪の毛やまゆ毛・まつ毛の脱毛」「爪の割れや二枚爪」「しみ・くま」「むくみ」など、治療によって症状はさまざまですが、女性、男性を問わず「外見の変化」を気にしている患者さんもいます。

そして、「外見の変化」そのものだけではなく、それによる「自分らしさの喪失」や「周りの人との関係性」に悩み、社会に出て人と接することをためらうようになることもめずらしくありません。

そこで、当院では医師、看護師、薬剤師による多職種でチームを結成し、患者さんが治療場所、家庭、職場、地域など「社会の中でその人らしくいられる」ことを目指して、アピアランスケア（外見の変化に対するケア）を行っています。

「自分らしい」と思える対処法を一緒に考えてみませんか？

アピアランスケアチームでは、患者さんや家族を対象に、治療による外見の変化やその対処法についての情報提供（コスメティックインフォメーション、写真１）を行ったり、専門職種（美容関係者、企業など）と協力したセミナーを開催したり、個別対応を行っています。また、患者・家族総合支援センターで展示しているウィッグ、メイク、ネイル、乳がん手術後の下着などのアピアランスケア用品（写真２）の整理も行っています。

さらに、院内外の医療関係者を対象とした勉強会（写真３）も開催しています。

治療による外見の変化に悩まれているあなた、アピアランスケアチームと「自分らしい」と思える対処法を一緒に考えてみませんか。

更新：2024.01.25