最先端の医療を地域に届けるために
釧路孝仁会記念病院
北海道釧路市愛国
孝仁会グループの原点は、脳外科のベッドが不足していた当時の釧路の状況をなんとかしたいと考え1989年に釧路脳神経外科病院を開設したのがはじまりです。メーヨー・クリニックの影響も受け「地方にあっても最先端の医療を」という思いで、急性期医療やリハビリ治療など私が理想とする地域医療体制を構築していきました。その結果グループは拡大し、社会医療法人孝仁会をはじめとする道内外10の医療・福祉関連法人のグループに成長することができました。

2023年12月現在で8病院、13診療所、2老人保健施設、6特別養護老人ホーム、他30介護系施設、1学校、2認定保育園などを展開しています。
釧路孝仁会記念病院は釧路脳神経外科病院(現釧路脳神経外科)、星が浦病院(現釧路孝仁会リハビリテーション病院)、新くしろ病院(現新くしろクリニック)の手術室を有する3病院の脳、心臓血管、消化器の急性期入院診療部門を集約し、より高度な急性期医療の提供を目的として2007年12月に開設いたしました。釧根地区における基幹病院として、術中CT撮影ができる手術室を含む手術室6室、ハイブリッド手術室などの設備を整備し、脳卒中、心筋梗塞、脊椎脊髄疾患に対し24時間365日いつでも安全で質の高い手術を提供できる体制を整えています。
また、釧根地区にて初導入となるPET/CTおよび3.0テスラMRIなどの最新鋭の医療機器を揃え、三大疾病といわれる、がん、脳卒中、心疾患に対する健診医療を重視し、地域の予防医学の発展に全力で取り組むとともに、「釧路にあっても世界最先端の医療を提供する」という開院当初からの理念のもと、病気の早期発見・早期治療で地域の皆様の健康寿命の延長に貢献していきたいと考えています。
今後、高齢化が急速に進む社会では、地域の医療機関の役割はますます重要となります。
国がめざしている地域包括ケアシステム「高齢になっても安心して地域で暮らしていけるために、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを提供できる体制」構築に向け、孝仁会グループではその一翼を担える医療グループになるため、これからもグループ理念の実現に向けて職員皆で努力してまいります。
更新:2024.05.23