地域の人々に信頼される思いやりのある看護の提供をめざして
釧路孝仁会記念病院
看護部
北海道釧路市愛国
思いやりの看護
病気になると誰もが「不安」になります。気持ちが動揺し、医師の話は「何を言っているのかわからない」と感じ、検査の前には「自分が何をどう準備すれば良いかわからない」と迷います。そんなとき、看護職は患者さんの側に寄り添い、患者さんの立場に立って説明や支援を行い、安心感を与えています。
また、病気の診断に必要な「採血」をしたり、治療に必要な「点滴」をしたり、わかりやすく説明して処置を行います。そして、何よりも患者さんの一番側にいて、療養生活に必要な食事、睡眠、排泄(はいせつ)などのお世話をします。患者さんが安心して療養生活を送れるように、常に相手を思う「思いやりの看護」を提供します。
脳と心臓の急性期病院での看護
「急性期」(※1)の患者さんは、病気の急な発症と病状の変化が特徴になります。特に脳と心臓に異変があると生命の危機を感じてしまいます。
※1 急性期:病気・けがを発症後、14日以内(目安)。不安定な状態
当院では患者さんの変化を見逃さず、すぐに気がつけるように努めています。患者さんが看護師を呼びたいとき、呼ばなくても側にいる、いて欲しいときに側にいる、患者さんの側で安全と安心を提供する「セル看護提供方式=セル看護」を推進しています。
セル看護では、現在、病室内に看護師がいる、病室前の廊下に看護師がいるという体制の構築を看護部全員で取り組んでいます。

また、外来と手術室では、24時間患者さんを受け入れる体制を整え、地域の皆さんへ安心を提供しています。
更新:2024.05.28