内視鏡でがんを発見!早期発見、早期治療でがんは治ります

四国がんセンター

内視鏡科

愛媛県松山市南梅本町甲

内視鏡検査について

消化管のがんには、食道がん、胃がん、大腸がんなどがあります。がんの程度が軽い間に発見し、治療することで、寿命を延ばすことができます。食道や胃の検査では、口や鼻から内視鏡を、大腸の検査では肛門から内視鏡を入れて、消化管の粘膜を観察します。検査中に異常を見つけた場合は、さらに詳しく検査を行います。

内視鏡治療について

消化管のがんは、程度が軽い状態で見つけることができれば、内視鏡で取り除くことが可能です。病気の大きさ、存在部位、深さなど、がんの進行の程度を内視鏡などを用いて診断し、程度が軽い場合は、外科手術に代わり内視鏡治療を行うことが多くなっています。

内視鏡治療を行うことが難しい場合や、内視鏡治療を行ったものの、がんの程度が内視鏡治療だけでは治らない状態だと分かった場合には、手術やその他の治療を実施します。

代表的な内視鏡治療法である、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を「図」に示します。治療の詳細は、主治医に相談してください。

イラスト
図 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の概略

検診でも活躍する内視鏡

胃がんは、従来行われていたバリウムの検診に加え、内視鏡を用いた検診が行われるようになりました。松山市では2018年7月現在、胃部X線検査が1000円、内視鏡検査が3500円となっています(2年に1回、50歳以上)。

大腸がんの検診は、便潜血反応検査(年度に1回、40歳以上)が600円で行われています。便潜血反応検査で異常があった場合は、大腸内視鏡検査を受け、必要な治療を行うことで大腸がんによる死亡を減らせることが分かっています。

検診を行っている施設や料金は、お住まいの市町村で異なりますので、詳細は役所などにお問い合わせください。

更新:2024.01.25