心筋梗塞、不整脈：心筋梗塞？不整脈??いったいどんな病気？

心筋梗塞になりやすい人と症状

心筋梗塞になりやすい人として高血圧、糖尿病、高コレステロール、喫煙、肥満などが挙げられます。

症状としては、突然起こる胸の痛み・不快感、息切れ、冷や汗、人によっては首、顎(あご)、背中に痛みが出るなどがあります。このような症状がある場合は、急いで医師に相談し、適切な検査を受けることが重要です。早期発見と治療が心筋梗塞の死亡率を減らすことができます。

心筋梗塞の治療

心筋梗塞の治療は、手首や足の付け根から、カテーテル(医療用の細い管)により、詰まったり狭くなった動脈を広げて血流を改善するステント治療(図1)や、外科的に新たな血管を橋渡しするバイパス手術になります。そして再発予防のために薬物治療、食事や運動などの生活習慣の変更が大切です。

心筋梗塞は死に至ることもある重篤な疾患です。早期発見による迅速な治療により、多くの人が回復し、健康で活動的な生活を送ることができます。しかし、日頃から禁煙、健康的な食事、定期的な運動を心がけるなど、将来の心臓発作を予防するための生活習慣を継続して行うことが重要です。

不整脈の症状と治療

不整脈は、症状があってもなくても存在することがありますが、特に症状がある場合は、動悸(どうき)、息切れ、めまい、胸の痛みなどが挙げられます(図2)。不整脈の原因はさまざまですが、加齢、ストレス、飲酒、喫煙、薬物、遺伝的要因などが考えられます。不整脈は重篤な疾患の前駆症(ある病気に進展する可能性のある病気)となることもありますので、早期発見と適切な治療が重要です。

不整脈の治療は、種類によって異なりますが、一般的には薬物治療、手術(カテーテル治療など)、生活習慣の見直しなどがあります。適切な検査によって原因を特定し、適切な治療を行うことが大切です。

更新：2025.02.06