あなたの治療と仕事の両立をサポート

四国がんセンター

患者・家族総合支援センター がん相談支援センター

愛媛県松山市南梅本町甲

治療中の働き方について一緒に考えていきましょう!

がんの治療では、仕事をしばらく休んだり、働き方の配慮が必要になる場合があります。また、仕事は家計の収入源であると同時に社会とのつながりでもあります。がん相談支援センターでは、医療ソーシャルワーカーや看護師があなたの仕事の内容や雇用形態、仕事への思い、治療スケジュールや療養に伴う体や心への影響などを一緒に整理し、あなたにあった治療と働き方についての相談に対応しています(図)。厚生労働省からは、「両立支援のためのガイドライン」も出ています。患者さんだけでなく会社の方にも、復職をどのように進めていくとよいのか分からないときに、活用いただける分かりやすい内容になっています。

イラスト
図 仕事をやめる前に相談を!

また、患者・家族総合支援センター〝暖だん〞では、仕事を探したい方への社会復帰支援として「ハローワーク松山の就職支援ナビゲーター」による出張相談や、「愛媛産業保健総合支援センターの両立支援促進員・社会保険労務士」による就労継続相談を無料で受けることもできます。予約も可能です。治療による外見の変化で、仕事復帰時の不安を感じる方もいらっしゃいます。〝暖だん〞では、身だしなみ(ウィッグ、メイク、ネイルなど)に役立つ情報やセミナーも提供しています。ぜひ、ご利用ください。

休職中の生活を支える保障制度は?

病気によって手術や治療などでやむを得ず会社を休んだ場合は、その間の給与がもらえないこともあります。健康保険に加入している会社員や公務員などの方には、そんな事態の生活を保障するものとして「傷病手当金」という制度があります。

  • 支給額/休職している間、1日につき給与(日額)の約3分の2に当たる額
  • 支給期間/最長で1年6か月間支給
  • 退職後も条件がそろえば支給期間まで支給を受けることができます。

仕事を続けるかどうか悩んだ時、それはこれからの生き方を考え、病気になる前の自分らしさを取り戻す機会かもしれません。病気になってもやりがいや生きがいを感じながら過ごしていけるといいですね。

あなたらしい治療と仕事の形を一緒に考えていきましょう。

更新:2024.01.25